大喜利・切見世

大喜利の『喜利』は、寄席らしく縁起の良い当て字をされているけれど、切見世の『切』が由来なのは明らかだ。

客席に向かってずらりと演者が並ぶ様は、まんま吉原半籬の切見世風景だ。

そんな、当たり前の風景からの連想が歴史とともに失われていく。

勿論私にしても、たまたま山東京伝のファンになってなければ知らなかったけしきなのだが。